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シングルマザー×(エセ)クリスチャンの気ままなブログ

検索ワード:「社長に意見できない会社」

いわゆる「ワンマン社長」というもののようです。おそらくそう言われる社長は少なくないと思うんですが、一例としてちょっと紹介したいと思います。こんな人にはなるまい!という自戒の念を込めて。

「会社の記念誌を作成をお願いします。」

 そもそも検索をかけた発端はコレ。まぁ日頃から積もりに積もってはいるんですけど。
4月が決算なのですが、決算前に来期の経営計画発表会をやるということで社長が急に言い出したのが記念誌作成(経営計画発表会は毎年ある)。そういうのを作る会社があるのはわかる。でも社長の場合「私はこれだけやってきた。」っていうのをお客さんにアピールしたいだけでしょ?としか思えない。会社の記念誌を作って喜ぶのは社長だけ。社員が少しでも「この会社に勤めて良かった・何か会社のためにしたい」と思ってるなら別だけど、うちの社員は愛社精神なんかありません。だって個人の考えとか意見を尊重せず、人の考えを自分の思い通りに変えようとする社長を誰が慕いますか?

「意見を聞かせてください」は建前ですよね?

 社内の物事はすべてトップダウンボトムアップなんて決してできません。何かアイディアを言っても「それはちょっとなぁ。」で終わり。自分が考えた企画しか通しません。その企画も「意見を聞かせてください」って言う割には、意見をすると自分の考えを周りが肯定するまで延々と続く説得話・・・返り討ちに遭うのが分かっているのに、意見を言う人がどこにいます?最初は希望を持って意見を伝えても、そんなことが何回も続けば意見を言う気もなくなります。人の考えを尊重せず、自分の思い通りにしようとするいい例がこれ↓

読書感想文とかいう宿題

年末年始休暇には社長が選んだ本を渡され、その本について読書感想文を書かなくてはいけません。これだけでも社員には大不評ですが、書かないわけにはいかないので書きます。で、新年にはその読書感想文とその年の決意表明を発表する会があります。そしてその会の前に社長に読書感想文と決意表明を提出し、添削を受けるのです。批判的なことは書いてはいけないとか、この本から教えられたことで具体的に実践したいことを書けとか。私も決意表明に「毎日実践することを具体的に書いた方が・・・毎日靴を揃えるとかでいいから」(ちなみに靴を揃えるというのは本に書いてあったこと)と言われました。感想文の決意表明も個人の自由じゃないですか?批判的になったっていいじゃない。決意表明だって自分で「こうしよう」って考えたこと、ちゃんと書いてありますけど!人の考えを自分の思い通りに矯正しようとするのはやめてください。

そんなんだから社内の雰囲気が暗いんだよ

 こんなことの積み重ねで、今や事務所内でも会議中でも社長のいる前だと誰も意見を発しません。思っていても口には出さない。だってどうせ聞いてくれないから。下手すれば「その考えはどうかと思う」と説教が始まる。社長の前でだんまりするのに比例して、大きくなる不満。そして裏では非難の声が轟々。こういう会社を作ってるのは社長自身だってこと、気付いてないのかなぁ。

そしてそんな社長が自分の親なんです・・・

 会社に来て色んな方から話を聞きますが、親の批判しか聞きません。そんな親を見かねて少し話をしたことがありますが、「私のやり方についてこれない人は辞めるしかない」という始末。や、正論なんですよ?でも正解ではない。そんなんじゃ良い会社になんてならない。人を伸ばすことなんてできない。って思うのは私だけでしょうか。「私は社長ですから!」とすべての意見をねじ伏せる人の前に、もう何とかしたいという気もなくなりました・・・